アメリカ解剖研修 2日目
こんにちは!
パーソナルトレーナーの池田です。
アリゾナ解剖研修2日目です。
2日目ですが、非常に歯がゆい思いをしました。
それは、
笑いの時差です。
今回の解剖に参加している方は、50名ほどいるのですが、
皆さんのバックボーンも様々で、英語を話せる方も半分程いるような印象です。
私のように英語が全くできない人間は、
通訳を経て、トーマスやラボを提供してくれているトッドの話を理解するのですが、
トーマスが自虐ネタでボケた時も、トッドがトーマスのボケをすかした時も、
まぁ~
笑いの時差が生じますよね。
個人的には、笑いは鮮度が大事であると思っているので、
他者が介入した笑いしか理解することが出来ないのは、とても歯がゆかったです。
・・・
いや、そこかい!!
それでは、2日目の内容に進みたいと思います。
2日目はトーマスから注意点など聞いた後、バスでラボまで移動しました。
バスに揺られること10分、
え、ここ?
と思うぐらい住宅地と言いますか、街の中に普通にありました。
なんなら、全く関係のない人でも、
フラッと立ち寄れるぐらいの敷居の低さです。
ラボにつき白衣に着替え席につきました。
まずは、ラボを提供してくださったトッドに軽い自己紹介です。
皆さん、流暢な英語で話されていますが、
私はというと、
「まいねいむいず、みちひろいけだ」
「あいむぱーそなるとれーなーあんどじゅうどうせいふくし」
ジャパニーズピーポー丸出しの発音で自己紹介させて頂きました。
そこでも、トーマスやトッドの冗談は飛び交いますが、
絶賛、時差発生中でした。
ラボ内にはすでに8体の献体が置いてあり、
それを順番に見ていきます。
年齢は年配の方多いのですが、皮膚感や、筋肉や脂肪のつき方、
怪我や病気の有無、骨のランドマークなどを頼りに、
自分が見たいと思う献体の前にしていきます。
自分は姿勢の改善を行っている中で、横隔膜の機能にとても興味があり、
8体の献体の中で、
変わった肋骨の形状をしている献体がいらしたので、そこのテーブルにつかせてもらいました。
その方はリブフレアしており、
骨盤と胸郭が回旋を起こしているので、
実際、横隔膜はどのような状態なのか
とても興味深いです。
初日の解剖のゴールは
皮膚、真皮、皮下脂肪を取り除いて、筋肉とそれを包む筋膜を観察しようぜ!
といった内容です。
私たちのグループは6人で決定しました!
皆さん見たいと思う部位が違うので、グループの人数は
まちまちです。
4,5名のグループもあれば、8,9人ぐらいのグループもあります。
日本でしたら、平等に平均的なグループに分けそうですが、
そんな光景を見てアメリカっぽいなと感じ、
「あ、アメリカに来たんだな」とようやく実感が沸きました。
続く