アリゾナ解剖研修 5日目

皆さん、こんにちは!

 

 

パーソナルトレーナーの池田倫大です。

 

 

解剖は4日目です。

 

 

 

4日目のゴールは、

 

 

内臓器を取り出し、大腰筋との横隔膜とのつながりを観察することです。

 

 

 

アナトミートレインでいう

 

 

 

 

ディープ・フロント・ラインです。

 

 

 

 

しかしながら私たちのグループでは、

 

 

 

内臓を摘出する際に、かなりの癒着があったため横隔膜も一緒に摘出することに。

 

 

 

残念でしたが、かなり高齢の御献体でしたので、

 

 

 

さぞかし生前は苦しかったかと思われます。

 

 

 

 

しかし他のグループの御献体を見せてもらうなどし、

 

 

 

しっかりと筋膜のつながりを観察することが出来ました!

 

 

 

 

ほんとに身体は膜だらけです!

 

 

 

 

内臓器を摘出後は、

 

 

 

 

献体をうつ伏せにし、私は首周辺を担当しました。

 

 

 

 

僧帽筋を下から剥がして首の組織を観察するのですが、

 

 

 

僧帽筋を剥がす際に菱形筋も一緒に剥がしてしまう失態を。

 

 

 

グループの皆さんには申し訳ないことをしましたが、

 

 

 

失敗から学べることはあるとトム(トーマスの愛称)が言っていたように、

 

 

菱形筋の薄さと、僧帽筋の癒着の強さを学べました。

 

 

 

菱形筋も剥がしてしまった後ですので、

 

 

 

その下からは上後鋸筋が露わに!

 

 

 

ものすごくきれいに張り巡らされていて、

 

 

ピンと張ったサランラップのように起立筋群を押さえつけていました!

 

 

 

今回の解剖実習での印象的な筋の1つです!

 

 

 

実際に生で見るまでは、

 

 

そんなに働きなどに注目していなく、肋骨を挙上する補助筋の1つだろうと

 

 

思っていましたが、実際に見ると、

 

 

なにかとてつもないポテンシャルを持った筋に見えました!

 

 

 

今後いろいろ試行していく中で、発見がありましたら発表しますね!

 

 

 

人体には600を超える数の筋が存在し、

 

 

それぞれの働きの役割も分かってはいますが、

 

 

今回学んだように筋膜による働き方のバリエーションや、

 

 

生きている方と亡くなった方とでは筋の作用も違ってきたり、

 

 

また抗重力下では違う一面も見せることでしょう。

 

 

なにが正解かではなく、様々な一面を今回の解剖研修で見せてもらっています。

 

 

 

続く